• Daisuke Matsuura

一流の狩人、狼に欠かせない能力とは?

最終更新: 4日前


下半身の強さが、運動能力と強く繋がっているということはご存知でしょうか?


本日は、下半身強化の中でもスクワットに迫って行きたいと思います。


“The legs feed the wolf.”という言葉をご存知でしょうか?


直訳すると、 「足が狼を養う」 「足が狼に餌を与える」 のような意味になります。




『【The Legs Feed The Wolf】ってどういう意味?』


そして、さらに理解を難しくさせるのは、この言葉が「スポーツジム」に置かれているということです。


この言葉は、映画「Miracle」で使われています。これは、1980年のレークプラシッドオリンピックにて、アメリカ代表のアイスホッケーチームが、当時無敵だったソビエト連邦を破り、金メダルを獲得したことを取り上げた映画です。


The legs feed the wolf の意味と由来

当時米国チームを率いていたブルックスコーチは、The Legs Feed The Wolf】と掲げ、選手の脚力を鍛えました。


この言葉の由来は、狼の狩りの方法に由来しています。


狼は狩りをする際、相手が疲れるまでひたすら追いかけ続けます。

「もし、その狼が獲物を追い詰める脚力がなければどうでしょう?」

獲物を得られず、餓死してしまいますよね。


狼が食事をするためには、獲物を追い詰める強い脚力が必要 つまり、「強い足が狼に餌を与えている」のです。


さてここで思い出してみてください。この標語を掲げているのは、アメリカ代表のアイスホッケーチームでした。


「狼における「狩り」を、人間の「スポーツ」に置き換えて考えてみると、どうなるでしょうか?」


この狼にとって「餌を得ること」は スポーツに置き換えると

「勝利すること」と言えそうじゃないですか?

「強い足を持った狼のみが、食にありつける」


つまり...


「強い脚力を持った人が勝利にありつける」という意味に解釈できると考えています。


Point!! アメリカアイスホッケーチームは、下半身を強化するために“The legs feed the wolf.”という標語を作ってまで下半身強化に努めた!!



『下半身強化が重要なわけ』

強くて強力な下半身は、スポーツ選手にとって非常に重要です。


下半身は、走る、跳ぶ、方向の切り返し、などにとても重要な役割を持ちます。


さらに、下半身で発揮した力と上半身がうまく連動できるとより効率の良い動作ができるようになります。

つまり、下半身は運動連鎖のエンジンとしても機能しているのです。


スクワットの強さが運動神経に関わるいくつかの調査研究においてスクワットで扱える重量として、1RM(1回のみできる重量)または3RM(3回のみできる重量)が、 体力、加速力、短いダッシュ、方向転換、ジャンプ力、さらには投球速度や投球距離に大きく関連していると言われています。


多くのS&Cコーチ(ストレングス&コンディショニングコーチ)もこの点を証言しており、たとえば、NCAA(アメリカ大学体育協会)のあるバスケットボールチームでは、「スクワットが向上すれば、跳躍力が上がる」と唱っている程です。


怪我予防にもつながるスクワットで磨かれる下半身の強さは、パフォーマンスの向上の影響があることの他にも、下肢(膝など)の怪我の防止にも関係しているとされています。


指導者の皆様は、こんな話を聞いたことは無いでしょうか? 「スポーツ選手にとって最も重要な才能の1つは、試合に出場し続けられる才能だ!」


もし負傷した場合、試合に出ることはできません。怪我で試合に出られない事ほど辛いことはありませんよね。

スポーツ選手として、技術や体力のレベルアップに加えて、怪我の予防も考えていきたいですね!


Point!! 下半身を強化し、パフォーマンスを高めるだけでなく、怪我の予防にも努めよう!!



『正しいフォームでのスクワットが重要』

スクワットは、トレーニングの基礎だと言われており、【キング・オブ・エクササイズ】とも呼ばれます。

しかし、ただスクワットをするだけではなく、正しいフォームでスクワットをすることがとても重要なのです。


一般的には、椅子に座った状態から立つようなフォームが、正しいフォームだと言われています。


正しいスクワットフォームの取得法上手にスクワットができない選手が正しいフォームを手に入れる方法はいくつかあります。


1、椅子またはボックスを使用し、実際に座った状態から、立つようにスクワットする

2、ラック、またはTRXストラップを使用して、正しいスクワット姿勢を維持する

3、ゴブレットスクワットを行い、スクワット姿勢を確認する

4、バーベルを使ったフロントスクワットを実施する


海外のS&Cコーチは、ゴブレットスクワットを使用することが多いようですが、ゴールは【正しいフォームを手に入れる事!!】なので・・・

選手によって使い分けてみてはいかがでしょうか?


また、下半身強化をするにあたって【スプリットスクワットやリアフットレイズドスクワットなどの片足スクワットのエクササイズ】を使用し、バランス良く下半身強化をすることも重要です。


また、【垂直ジャンプやブロードジャンプなどは、プライオメトリクスと下半身パワー強化】にも繋がります。


繰り返しますが、

“The legs feed the wolf.”

下半身の強化は、ダッシュスピードやジャンプなどの運動能力を発達させるための鍵でありつつ、我の予防にも繋がります。


Point!! 選手にあったスクワット改善法で、正しいスクワットフォームを手に入れ、強い下半身を手にいれよう!



『さいごに...』

いかがでしたでしょうか?

海外の指導者がいかに下半身を鍛えることを重要だと考えているか、少しでも感じていただけましたでしょうか?


スクワット等のトレーニングは、回数や重量が調整しやすく、その増減によってある程度負荷をコントロールすることが可能です。


それに加え、練習中、測定することが難しい走行中の負荷もSPT2 GPSを使うことでコントロールすることができます。


さまざまな方法を使って、パフォーマンスアップと怪我の予防を両立させ、レベルアップを目指していきましょう!




『筆者 Daisuke Matsuuraについて


関西大学大学院卒。オーストラリア、ニュージーランドでラグビーコーチング、分析等を学び、現在はニュージーランドと日本でラグビーコーチ/アナリストとして活動中。コーチとして、ラグビーワールドカップの優勝を目指している。今後は、ヨーロッパやアルゼンチンへ活動を拡げようと計画中。言葉、映像、環境を操り、人との繋がりを大切にして、選手のパフォーマンス向上とチームの勝利を目指しています。

SNSにて、最先端のラグビーコーチ、アナリストとしての活動内容を日々投稿中!!

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